関西学院大学 研究活動情報

Kwansei Gakuin University Research Activities

森田雅也・文学部教授が、株式会社TKC『戦略経営者 10月号』で、江戸時代のキャシュレスについて寄稿しました

2019.10.02

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森田雅也・文学部教授(日本文学・江戸時代の文学・特に井原西鶴等上方文学)が、株式会社TKCが「年商50億円を目指す企業の情報誌」と銘打つ『戦略経営者 10月号』(NO.396)に、「江戸時代のキャシュレス」について寄稿しました。

森田雅也氏は上方文学の研究者で特に17世紀後半の元禄文学を専門としています。この時代の作家としては俳諧の松尾芭蕉、人形浄瑠璃・歌舞伎の近松門左衞門などが有名ですが、特に大阪の井原西鶴を中心に研究しています。毎年、大阪市民対象に西鶴菩提寺「誓願寺」で西鶴の供養と顕彰会を開くなど幅広く社会貢献活動をし、文学の背景となった絢爛豪華な元禄文化などの講演、寄稿も数々行い、「産経新聞」「毎日新聞」などに連載等も行ってきました。

今回は、話題の「キャッシュレス」について、江戸時代の掛け取り制度と同じであることを述べています。江戸時代の信用経済は世界でも抜きん出ており、世界一人口の多かった100万都市江戸や京都、大阪などの大都市でも混乱無く機能していました。そのような実態を西鶴作品から紐解いています。今後も「西鶴よもやま話」と冠して連載は続きますが、今日の経済生活に通じる話題満載の読み物です。
 
 
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