松本雄一・商学部教授が日本経営学会賞を受賞
2020.09.18
受賞 Award
関西学院大学の松本雄一・商学部教授の著書『実践共同体の学習』(白桃書房、2019年)が、2019年度日本経営学会賞(著書部門)研究奨励賞に選ばれ、オンラインで9月3日に開かれた日本経営学会第94回大会で表彰されました。学習のためのコミュニティ=実践共同体を学習の「第三の場所」と位置づけ、その構築が組織や個人の学習を促進することを提唱する内容で、同学会では「最後には実用性を高めるための提言もなされており、研究書でありながら、多様な立場の人が実践共同体についてその構築と利用について考えることができるように工夫されている」と評されています。
学会のホームページによると、本書の優れている点として、「実践共同体という従来の経営学があまり分析の対象としてこなかった領域に焦点を当て、理論的検討および複数の事例研究によって考察し、個人学習・組織学習に続く『共同体での学習』を世に問うている点である。理論的検討は学際的な研究群を丹念に検討し、事例研究では4つの事例をそれぞれ丁寧な調査に基づいて構築し、有効な含意を引き出している」としています。
日本経営学会は1926年に創立された学会で、会員数は現在、約2,000人。国内における社会科学系の最大規模の学会の一つです。世界的には1924年にドイツで、1936年にアメリカで経営学会が設立されており、日本経営学会はドイツ経営学会に続いて世界で2番目に伝統があるとされています。今回の受賞について、松本教授は「学際的な知見を結集し、現場の知恵を凝縮した事例が評価されたと感じています。研究活動で得た知見を商学部の教育に活かしていきたい。本書を現場の学習を促進する一助にしてもらえれば幸いです」と話しています。
学会のホームページによると、本書の優れている点として、「実践共同体という従来の経営学があまり分析の対象としてこなかった領域に焦点を当て、理論的検討および複数の事例研究によって考察し、個人学習・組織学習に続く『共同体での学習』を世に問うている点である。理論的検討は学際的な研究群を丹念に検討し、事例研究では4つの事例をそれぞれ丁寧な調査に基づいて構築し、有効な含意を引き出している」としています。
日本経営学会は1926年に創立された学会で、会員数は現在、約2,000人。国内における社会科学系の最大規模の学会の一つです。世界的には1924年にドイツで、1936年にアメリカで経営学会が設立されており、日本経営学会はドイツ経営学会に続いて世界で2番目に伝統があるとされています。今回の受賞について、松本教授は「学際的な知見を結集し、現場の知恵を凝縮した事例が評価されたと感じています。研究活動で得た知見を商学部の教育に活かしていきたい。本書を現場の学習を促進する一助にしてもらえれば幸いです」と話しています。
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