大間知潤子・理学部准教授による超高速光撮像の開発
2022.05.31
個人研究 Individual Research
大間知潤子・理学部准教授は、さまざまな色(広帯域な波長)を含んだ光パルスを試料に照射することで得られる光イメージ(反射、透過、散乱など)の二次元情報を高速にデータ取得する研究を進めています。
通常、カメラで写真を撮影すると、そのイメージには露光時間中の現象が平均化されてしまいます。大間知准教授らはイメージの色と時間を対応付け、一枚の取得イメージを色ごとに分けることで、イメージを時間分解し高速な現象を捉えることを目指しています。時間分解後のフレーム一枚あたりの時間は試料に照射した光パルスの幅に依存します。原理上、カメラの露光時間(数10マイクロ秒からミリ秒)の1/1,000から1/100,000,000まで短い高速現象を捉えることが可能です。この時間分解の過程では情報処理技術を必要とします。イメージを時間分解し、解像度の高いフレームを得るには、波長により異なる結像の倍率や歪みを最小限に抑える必要があります。2021年度に新たに導入した収差補正型分光器と水冷電子冷却型カメラを用いることで、高解像なイメージデータの取得を目指し、実験を進めています。
通常、カメラで写真を撮影すると、そのイメージには露光時間中の現象が平均化されてしまいます。大間知准教授らはイメージの色と時間を対応付け、一枚の取得イメージを色ごとに分けることで、イメージを時間分解し高速な現象を捉えることを目指しています。時間分解後のフレーム一枚あたりの時間は試料に照射した光パルスの幅に依存します。原理上、カメラの露光時間(数10マイクロ秒からミリ秒)の1/1,000から1/100,000,000まで短い高速現象を捉えることが可能です。この時間分解の過程では情報処理技術を必要とします。イメージを時間分解し、解像度の高いフレームを得るには、波長により異なる結像の倍率や歪みを最小限に抑える必要があります。2021年度に新たに導入した収差補正型分光器と水冷電子冷却型カメラを用いることで、高解像なイメージデータの取得を目指し、実験を進めています。
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