関西学院大学 研究活動情報

Kwansei Gakuin University Research Activities

大谷清・生命環境学部教授の研究室にQuantStudio3リアルタイムPCRシステムを導入

2022.07.02

個人研究 Individual Research

大谷清・生命環境学部教授の研究室は2021年度より、QuantStudio3リアルタイムPCRシステムを導入しました。本機器は、遺伝子発現(mRNAレベル)を定量的に測定する装置です。
大谷研究室では、二大がん抑制因子RBとp53をリンクする転写因子E2Fを中心に、がん化抑制メカニズムの解析を行っています。E2Fは、がん性変化によるRBの機能欠損によって活性化されると、がん抑制遺伝子ARF等を活性化し、p53を活性化することによって細胞死を誘導し、がん化を抑制します。
大谷研究室では、このE2F活性が、サイクリンD1や、NF-kBなど種々の因子によって抑制されていることを見出しました。遺伝子発現をより正確に定量するために、本機種を活用した結果、サイクリンD1やNF-kBの過剰発現により確かにE2Fによる標的遺伝子発現が抑制され、またそれらのノックダウンによりE2Fによる標的遺伝子発現が増強されることが確認されました。さらに、サイクリンD1やNF-kBだけでなく、WDR77がE2Fによる標的遺伝子発現を抑制することや、逆にDDX5、WDR1などが、E2Fによる標的遺伝子発現を増強することを明らかに出来ました。

 
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