有光興記・文学部教授がPTSDと複雑性PTSDへのマインドフルネスとコンパッションに基づく介入 ー研究のレビューと今後の展望-を関西学院大学心理科学実践で発表しました
2025.03.23
個人研究 Individual Research
マインドフルネスとセルフ・コンパッションの実践方法は心的外傷後ストレス症(PTSD)と複雑性心的外傷後ストレス症(CPTD)の治療選択肢として期待されています。著者はこれまでオンラインでその臨床試験を行っていますが、今回は既存の研究のレビューを行ってその可能性を探りました。様々な研究から、トラウマに焦点を当てない瞑想による介入は、トラウマに焦点を当てる心理的介入と同等の効果があることが示されていました。瞑想による介入の注意点もあり、これまで報告されている留意点と著者が行っている臨床試験における知見を合わせて解説しました。PTSDとCPTSDに対するマインドフルネスやコンパッション瞑想の科学的知見と実践方法に関心がある方には、是非読んでいただきたい論文です。
雑誌名:関西学院大学心理科学実践
論文タイトル:PTSDと複雑性PTSDへのマインドフルネスとコンパッションに基づく介入―研究のレビューと今後の展望―
著者:有光興記
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