関西学院大学 研究活動情報

Kwansei Gakuin University Research Activities

関西教育学会第71回大会;〈人を育てる人〉を育てる―いま改めて大学における教育学教育の意味を考える

2019.12.14

 岡本哲雄 教育学部教授(大会実行委員長)、岩坂二規 教育学部准教授(大会事務局長)、栗山誠 教育学部教授、藤井恭子 教育学部教授、橋本祐子 教授で事務局を務める「関西教育学会第71回大会」が2019年11月16日(土)に、関西学院大学の後援を受け、上ヶ原キャンパスG号館で開催されました。関西教育学会(学会事務局は京都大学大学院教育学研究科内)は、戦後まもなく設立された歴史のある教育学分野の総合学会であり、主として関西圏における大学研究者と現職の教育者をつなぎ、理論と実践の往還を志向する学会です。大会は盛況で、午前中は130名を超える会員が集まり、教育哲学、教育社会学、幼児教育学、学校教育学、教育方法学などの分野別に14の分科会で自由研究発表と討議が行われました。午後の総会では、今津屋直子教育学部長が大会実行委員会がおかれた本学教育学部を代表して挨拶されました。そしてその後「〈人を育てる人〉を育てる―いま改めて大学における教育学教育の意味を考える」というテーマで公開シンポジウムをもちました。以下3名の研究者をシンポジアストとして、1名をコメンテーターとして招聘し、企画者で司会の岡本教授の趣旨説明の後、教育社会学、臨床教育学・教師教育学、教育哲学という異なる分野からの多角的な視野で問題提起がなされ、立体的にテーマの問題性が浮かび上がりました。コメンテーターによる議論の整理とともに、フロアと大切な問題を共有する充実した時間となりました。その後、関学会館「翼の間」で懇親のひと時がもたれ、本学会員(大会実行委員)でもある日浦直美副学長が大学を代表して挨拶されました。意味豊かな交わりのときをもつことができました。

シンポジアスト
  • 内田 良 氏:名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授。専門分野は教育社会学。学校のなかで子どもや教師が出遭うさまざまなリスクについて,調査研究ならびに啓発活動をおこなっている。現在、教師の長時間労働問題を問う活動を展開している。
  • 鮫島 京一 氏:奈良女子大学附属中等教育学校・教諭/福井大学大学院福井大学・奈良女子大学・岐阜聖徳学園大学連合教職開発研究科・准教授。臨床教育学、教師教育学。中堅段階にある教師 (中堅教師)が置かれている状況に即した新しい研修モデルを研究開発している。本学教育学部で「教職概論」の授業を担当中。本学会員。
  • 松下 良平 氏:武庫川女子大学教育学部教授。専門分野は、教育哲学・教育思想、道徳教育論。今日の学校教育で前提にされている教育や学習(アクティブラーニングを含む)が抱える原理的限界を思想史も考慮に入れつつ解明すること、およびそれを乗り越える別様の教育や学習のあり方を探究することが目下の関心事である。
コメンテーター
    白銀 夏樹 氏:本学教職教育研究センター教授。専門分野は、教育哲学。