個人特別研究・成果報告(武藤祥・法学部教授)
2023.06.01
個人研究 Individual Research
〇研究課題:戦間期ヨーロッパの権威主義体制を支えた正統性原理
〇研究期間:2022年4月1日~2023年3月31日
〇研究期間内に行った研究内容と成果
戦間期ヨーロッパには、イタリアやドイツのファシズム体制の他、様々な国において権威主義的な統治が出現した。本研究は、武藤教授が予てから研究してきた、スペインとポルトガルの権威主義体制だけではなく、他国(バルカン半島など)の事例にも目を向けながら、そうした体制が自由民主主義でもなく、共産主義でもなく、そしてファシズムでもない形で、どのような思想的・制度的正統性を構築したか(あるいは構築しようとしたか)を明らかにした。
またその際、武藤教授が研究代表者を務める科学研究費補助金(国際共同研究加速(A))のメンバーである、海外の研究者とも積極的に協働を行った。
主な成果は以下の通りである。
・書籍など刊行物
Sho MUTO (2023) "Political Science and Political History: Creating a New INtegral Approach" in Carlos Domper Lasus and Girogia Priorelli (eds.) Combining political History and Political Science: Toward a New Understanding of the Political, Routledge.
・学会報告
Sho MUTO "The Authoritarian Revolution? The Third Way of Alternative in the Inter-war Period": The International Conference: Political Outbreaks Against the Liberal Order (1917-1940): Practice and Celebrations ICS-Universidade Lisboa (2022年12月5日)
なお、本研究の成果を、2023年9月にスペイン・ログローニョで開催される「スペイン現代史学会(AHC)」にて報告することが決まっている。
〇研究期間:2022年4月1日~2023年3月31日
〇研究期間内に行った研究内容と成果
戦間期ヨーロッパには、イタリアやドイツのファシズム体制の他、様々な国において権威主義的な統治が出現した。本研究は、武藤教授が予てから研究してきた、スペインとポルトガルの権威主義体制だけではなく、他国(バルカン半島など)の事例にも目を向けながら、そうした体制が自由民主主義でもなく、共産主義でもなく、そしてファシズムでもない形で、どのような思想的・制度的正統性を構築したか(あるいは構築しようとしたか)を明らかにした。
またその際、武藤教授が研究代表者を務める科学研究費補助金(国際共同研究加速(A))のメンバーである、海外の研究者とも積極的に協働を行った。
主な成果は以下の通りである。
・書籍など刊行物
Sho MUTO (2023) "Political Science and Political History: Creating a New INtegral Approach" in Carlos Domper Lasus and Girogia Priorelli (eds.) Combining political History and Political Science: Toward a New Understanding of the Political, Routledge.
・学会報告
Sho MUTO "The Authoritarian Revolution? The Third Way of Alternative in the Inter-war Period": The International Conference: Political Outbreaks Against the Liberal Order (1917-1940): Practice and Celebrations ICS-Universidade Lisboa (2022年12月5日)
なお、本研究の成果を、2023年9月にスペイン・ログローニョで開催される「スペイン現代史学会(AHC)」にて報告することが決まっている。
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