壷井基裕・生命環境学部教授による鉱物の顕微ラマン分光研究
2024.04.09
個人研究 Individual Research
生命環境学部、環境応用化学科、壷井研究室に顕微ラマン分光システムが新たに導入されました。
ラマン分光法は物質に、ある波長の光を照射することにより、照射した波長とは異なる光が散乱される現象を利用しています。ラマン分光法により、主に物質を構成する分子の振動に関する情報を得ることができます。
壷井研究室では、地球を構成する岩石や鉱物についての研究を行っています。岩石試料は、試料を装置に導入できる程度の大きさに切断したのち、スライドグラスに接着して30ミクロン程度の厚さまで研磨をおこない、さらに表面を琢磨して岩石薄片を作製します。この岩石薄片に含まれる研究対象の鉱物を目標に、レーザー光を照射します。これにより鉱物の微小領域についてのラマンスペクトルを得ることができます。岩石薄片を用いて顕微レーザーラマン分光を行うことができることから、偏光顕微鏡による岩石の組織の観察と対応させて解析を行うことが可能となりました。
これまでも壷井研究室では堆積岩に含まれるコンクリーションについて顕微ラマン分光法を駆使し、先駆的な研究を行ってきました。これらの研究について、詳しくは下記関学プレスリリースをご覧ください。
https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/5079
顕微ラマン分光装置の導入により、これまでに得ることができなかった、岩石や鉱物の成り立ちについてのさらに詳しい情報を得ることが期待できます。
ラマン分光法は物質に、ある波長の光を照射することにより、照射した波長とは異なる光が散乱される現象を利用しています。ラマン分光法により、主に物質を構成する分子の振動に関する情報を得ることができます。
壷井研究室では、地球を構成する岩石や鉱物についての研究を行っています。岩石試料は、試料を装置に導入できる程度の大きさに切断したのち、スライドグラスに接着して30ミクロン程度の厚さまで研磨をおこない、さらに表面を琢磨して岩石薄片を作製します。この岩石薄片に含まれる研究対象の鉱物を目標に、レーザー光を照射します。これにより鉱物の微小領域についてのラマンスペクトルを得ることができます。岩石薄片を用いて顕微レーザーラマン分光を行うことができることから、偏光顕微鏡による岩石の組織の観察と対応させて解析を行うことが可能となりました。
これまでも壷井研究室では堆積岩に含まれるコンクリーションについて顕微ラマン分光法を駆使し、先駆的な研究を行ってきました。これらの研究について、詳しくは下記関学プレスリリースをご覧ください。
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