野村勝也・工学部専任講師が国際会議EMC Japan/APEMC Okinawaで発表
2024.06.07
学会 Academic Conference
野村勝也・工学部専任講師が2024年5月20日から24日まで沖縄コンベンションセンターにて開催された国際会議EMC Japan/APEMC Okinawaにて「Circuit Modeling and Simulation of EMI Filter for High Current Power Converters」のタイトルで学会発表を実施した。
本発表では、大電流電力変換器に接続される3段EMIフィルタのディファレンシャルモードおよびコモンモード減衰特性を正確にシミュレートできる回路モデルについて報告した。コモンモードチョークコイルやコンデンサなどの受動部品は、インピーダンス測定結果に基づいて高周波等価回路としてモデル化した。手作業では適合が困難な特性を示すコイルについては、ベクトルフィッティングを用いて高精度な等価回路を導出している。コモンモード特性に大きな影響を与える入出力ループ間の相互インダクタンスは、3次元CADモデルによる電磁界解析結果を基に算出。この回路シミュレーションモデルを組み合わせることで、両モードとも誤差10dB以下の精度でフィルタの減衰特性を予測することができた。
本発表では、大電流電力変換器に接続される3段EMIフィルタのディファレンシャルモードおよびコモンモード減衰特性を正確にシミュレートできる回路モデルについて報告した。コモンモードチョークコイルやコンデンサなどの受動部品は、インピーダンス測定結果に基づいて高周波等価回路としてモデル化した。手作業では適合が困難な特性を示すコイルについては、ベクトルフィッティングを用いて高精度な等価回路を導出している。コモンモード特性に大きな影響を与える入出力ループ間の相互インダクタンスは、3次元CADモデルによる電磁界解析結果を基に算出。この回路シミュレーションモデルを組み合わせることで、両モードとも誤差10dB以下の精度でフィルタの減衰特性を予測することができた。
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