ロッテルダム市長が講演「起業家都市から何を学ぶか」
2019.06.20
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関西学院大学イノベーション研究センターは6月19日、本学国際学部、経済学部、ならびに在大阪オランダ総領事館との共催で、オランダ・ロッテルダム市のアーメッド・アブターレブ市長を招いて講演会を開きました。テーマは「ロッテルダム-次世代経済への移行期にある多様化する起業家都市」。アブターレブ市長は、国際学部、経済学部を中心とする学生約600人を前に、いかにダイナミックで活気のある経済、安定的かつ平和な都市を築き上げることができるかについて語り掛けました。
アブターレブ市長はモロッコ出身。2009年から市長を務めています。講演では、自身が移民であり、苦労しながら工学を学んだ経験をもとに、風力や水力などの持続可能なエネルギー源が時代のニーズに沿って普及していることを説明し、それとともに市政の在り方も転換させていることを力説。「新しいエネルギー媒体への移行に合わせた仕事や技術の提供が必要である。今あるものを守るだけでは、経済は将来的に立ち行かなくなる。若い人に10年、20年後になくなる仕事を伝えても仕方がない。イノベーションとは研究の積み重ねでもある」と未来を見据えた生涯教育の重要性を伝えました。
講演のあと、モデレーターとして登壇した宮田由紀夫副学長(国際学部教授、イノベーション研究センター長)との対談では、港湾都市であるロッテルダム市には174の国籍を持つ人々が住んでいることを紹介。学生に対し、「ロッテルダム市は、未来に向けてどのような挑戦をしており、そこでどのような変化が起きているかを自らの目で見て体験してもらいたい」と、学生1人を招待する計画も披露しました。その後、学生からの質問にも、一つ一つ丁寧に答えていました。
アブターレブ市長はモロッコ出身。2009年から市長を務めています。講演では、自身が移民であり、苦労しながら工学を学んだ経験をもとに、風力や水力などの持続可能なエネルギー源が時代のニーズに沿って普及していることを説明し、それとともに市政の在り方も転換させていることを力説。「新しいエネルギー媒体への移行に合わせた仕事や技術の提供が必要である。今あるものを守るだけでは、経済は将来的に立ち行かなくなる。若い人に10年、20年後になくなる仕事を伝えても仕方がない。イノベーションとは研究の積み重ねでもある」と未来を見据えた生涯教育の重要性を伝えました。
講演のあと、モデレーターとして登壇した宮田由紀夫副学長(国際学部教授、イノベーション研究センター長)との対談では、港湾都市であるロッテルダム市には174の国籍を持つ人々が住んでいることを紹介。学生に対し、「ロッテルダム市は、未来に向けてどのような挑戦をしており、そこでどのような変化が起きているかを自らの目で見て体験してもらいたい」と、学生1人を招待する計画も披露しました。その後、学生からの質問にも、一つ一つ丁寧に答えていました。
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