多能性幹細胞を起点とした始原生殖細胞大量調整法の開発
2024.03.28
個人研究 Individual Research
卵・精子の起源である始原生殖細胞は多能性細胞であるエピブラストから出現する。先行研究において、エピブラストに類似したエピブラスト様細胞 (EpiLCs)を特定のサイトカイン存在下で浮遊培養すると培養皿上で始原生殖細胞が誘導できることが報告されていた。しかしながら、一度で調整できる細胞数が少数であり、生化学的アプローチなど大量の細胞数が必要な解析手法への応用が困難であった。我々の研究室では、EpiLCsにある転写因子を発現させることで、接着培養で大量のPGCLCsを誘導できる新規手法を確立し、誘導したPGCLCsの遺伝子発現を本装置を用いて解析した。
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