動的光散乱を利用したナノ粒子解析装置の導入
2024.05.15
個人研究 Individual Research
2023年度研究装置・設備購入制度により、理学部化学科・重藤研究室にナノ粒子解析装置が導入されました。この装置は、液体中に分散した微粒子にレーザー光をあてたときの散乱光の強度が一定時間でどれくらい揺らぐかを計測(動的光散乱法)することにより、微粒子の粒径分布を簡便に評価する装置です。この方法を用いると、通常の光学顕微鏡では見ることができない数ナノ~数十ナノメートル(ナノは10億分の1を表す)の粒子の大きさを測定することができます。
重藤研究室では、筑波大学、東京大学との共同研究で、ヒトやバクテリアの細胞が生産し細胞外に放出する生体微粒子(エクソソームやメンブレンベシクルと呼ばれる)の性質とその粒子ごとの違いを、表面増強ラマン分光やチップ増強ラマン分光により1粒子ごとに調べる研究を進めてきました。ナノ粒子解析装置が導入されたことにより、ラマン分光から得られる生体微粒子を構成する分子の情報を生体微粒子の粒径という物理的な情報と関連付けて理解できるようになるものと期待されます。
重藤研究室では、筑波大学、東京大学との共同研究で、ヒトやバクテリアの細胞が生産し細胞外に放出する生体微粒子(エクソソームやメンブレンベシクルと呼ばれる)の性質とその粒子ごとの違いを、表面増強ラマン分光やチップ増強ラマン分光により1粒子ごとに調べる研究を進めてきました。ナノ粒子解析装置が導入されたことにより、ラマン分光から得られる生体微粒子を構成する分子の情報を生体微粒子の粒径という物理的な情報と関連付けて理解できるようになるものと期待されます。
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