吉川浩史・工学部教授らによる二次電池用の新しい電極材料に関する研究
2021.05.31
個人研究 Individual Research
近年、環境問題やエネルギー問題から、二次電池用の新しい電極材料の開発が必要となっています。吉川教授らは、リチウム電池の新しい正極材料として、金属有機構造体やフタロシアニンを用いることで、現在汎用的な二次電池よりも大きな容量を得ることに成功しました。前者については、2020年度にChemsusChemに論文として公表済みであり、後者については、現在投稿準備中です。これらの高性能な電池特性を得るためには、電極の厚みが重要で、新しく導入した段差計を用いて、その厚みを正確に計測・コントロールすることで、上述の成果を得ることができました。今後も新しい電極材料の開発が大変期待されます。
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