石原俊彦・経営戦略研究科教授が監訳書『公共部門の統合報告と管理会計の変容:旧制度派経済学と新制度派社会学』を出版
2022.06.02
個人研究 Individual Research
石原俊彦・経営戦略研究科教授が監訳書『公共部門の統合報告と管理会計の変容』(関西学院大学出版会)を2021年8月1日に出版しました。
『公共部門の統合報告と管理会計の変容』は、英国ケント大学の Epameinondas Katsikas 博士他2名による『Towards Integrated Reporting: Accounting Change in the Public Sector』(Springer)2017年の翻訳書です。原書は、公共部門で今後、積極的な導入が期待される統合報告の論理と実践のフレームワークを考察した名著として評価されています。
わが国でも、民間企業だけでなく東京大学や岡山大学などの国立大学法人で統合報告書の作成と公表が進んでいます。統合報告は、発行組織に有利な情報のみを掲載して、市場拡大やブランド形成を企図するものではなく、バランスの取れた報告内容の充実が求められています。
また、読者にとって重要な情報を簡潔に理解可能に情報提供するという作成原理に基づいて編集されています。
国際統合報告評議会(IIRC)は、統合報告書を作成するためのフレームワークを公表しています。原著は、こうした内容を解説し、統合報告の理論と実践の現状と課題を簡潔に集約しています。わが国では公共部門を対象とした統合報告の研究書は、ほとんど出版されていません。その意味で、本書はこれまでにない新しい学術的領域を開拓したものといえます。
本書の翻訳は石原教授の大学院博士課程後期課程研究室に在籍する現役の大学院生とそのOB計13名で分担され、その内容を石原教授が監訳をして出版されています。なお、本監訳書は、石原教授が2021年度に関西学院大学から授与された個人特別研究費「わが国地方自治体における資産負債改革と成果志向型財務管理基本方針の策定」の研究成果の一部です。
また、読者にとって重要な情報を簡潔に理解可能に情報提供するという作成原理に基づいて編集されています。
国際統合報告評議会(IIRC)は、統合報告書を作成するためのフレームワークを公表しています。原著は、こうした内容を解説し、統合報告の理論と実践の現状と課題を簡潔に集約しています。わが国では公共部門を対象とした統合報告の研究書は、ほとんど出版されていません。その意味で、本書はこれまでにない新しい学術的領域を開拓したものといえます。
本書の翻訳は石原教授の大学院博士課程後期課程研究室に在籍する現役の大学院生とそのOB計13名で分担され、その内容を石原教授が監訳をして出版されています。なお、本監訳書は、石原教授が2021年度に関西学院大学から授与された個人特別研究費「わが国地方自治体における資産負債改革と成果志向型財務管理基本方針の策定」の研究成果の一部です。
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