超電導交流損失測定システム(2023年度研究装置・設備購入制度にて導入)による研究活動内容
2024.04.02
個人研究 Individual Research
2023年度研究装置・設備購入制度により、工学部大屋研究室に超電導交流損失測定システムを導入した。
超電導体は静磁場下にある場合や直流電流を流した場合には発生する損失はゼロだが、変動磁場下にある場合や交流電流を流した場合には交流損失と呼ばれる熱を発生する。この熱は低温冷媒によって取り除かれて冷凍機によって冷却されるため、超電導機器の運転損失となり、経済性を議論するうえで非常に重要な特性となる。
本装置を導入することで様々な超電導線材の交流損損失特性を評価し、超電導機器設計に反映することを可能となった。
2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、CO2排出量の約4割を占める電力部門の削減は必須であり、電力機器の超電導化は革新的な削減手段となりうる。本装置を活用して超電導機器の実用化に取り組む。
超電導体は静磁場下にある場合や直流電流を流した場合には発生する損失はゼロだが、変動磁場下にある場合や交流電流を流した場合には交流損失と呼ばれる熱を発生する。この熱は低温冷媒によって取り除かれて冷凍機によって冷却されるため、超電導機器の運転損失となり、経済性を議論するうえで非常に重要な特性となる。
本装置を導入することで様々な超電導線材の交流損損失特性を評価し、超電導機器設計に反映することを可能となった。
2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、CO2排出量の約4割を占める電力部門の削減は必須であり、電力機器の超電導化は革新的な削減手段となりうる。本装置を活用して超電導機器の実用化に取り組む。
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